小さなハードルから始めてみよう!
こんにちは。ササキミサトです。
部下や後輩指導者など、育成を担当している方とお話する時に、
よくこういったお悩みを耳にします。
「一つ指導したら、別の部分がおろそかになる」
一個出来たら、別の部分が出来なくなってしまう。
もしくは、
両方大事だけど、片方にしか意識が向かない
と言う意味合いです。
例えば、コールセンターでオペレーションを例にすると
お客様と会話をしながら、
手元の端末で対応ログを入力したり、
必要資料を調べたり、
他の人たちと連携をしたり、
などなど、同時進行することが割と多くあります。
他のお仕事でも同じでしょう。
日常生活、特に料理をするときも同様。
野菜を切りながら、鍋で煮込みつつ、
待つ間に他の一品を作る。
同時進行、しかも、クオリティも求められます。
新人の頃は、この同時進行を行うことが
難しかったり、順序を工夫したりと
試行錯誤しながら覚え、学んでいく時期です。
すぐに育成担当の方と同じレベルになるのは
やや時間が必要かもしれません。
ただ、大切なのは、
「会社として提供するクオリティレベルをきちんと伝える」
しかも、言葉だけでなく
「同時進行のやり方の例を、具体的に示す」
「後輩たちがどのように工夫したのかきちんと見て、その考え方を知る」
コミュニケーションを取りながら
小さなハードルを、一つ一つクリアさせていくことです。
ハードル設定をどのようにするかは、育成担当の腕の見せ所。
後輩から学ぶことも、たくさんたくさんあります。
しっかり姿を見て、言葉を聞いて、自分自身の成長も楽しんでくださいね。