[2020.8.13] 毎日を大切に生きること
こんにちは。ササキミサトです。
数ヶ月前の話ですが、
きっとずっと忘れられないだろうなぁと
感じる出来事がありました。
仕事の移動で、
タクシーを探していたときのこと。
ちょうど赤信号で停まっている空車表示を発見。
小走りで駆け寄り、乗せてもらいました。
笑顔で迎えてくださった女性ドライバー。
住所と目的地を伝えたところ、
まず手元のメモに書き、
走り出してから「ここからメーター始めます」と
一言ありました。
「とても丁寧な人だなぁ」
私が感じたこと。
10分程度ですが、少しだけお話を伺いました。
昨年ドライバーの免許を取ったこと。
60歳を超えての再チャレンジ。
時々道を間違えてしまって
お客様に迷惑をかけてしまうのが今の課題だと
教えてくれたこと。
それでも、仕事が楽しく、天職だと仰ったこと。
誰一人として同じお客様がいなく、
毎日本当に勉強になると仰ったこと。
今までもいろんなドライバーさんと
お話しする機会がありましたが、
こんなにも楽しそうにお話する方は初めてです。
札幌市内も、多くのタクシーが行き来していますが
そんな中でもこの車をたまたま見つけ、
このドライバーさんとお話できたことって
本当に幸せだなぁとつくづく感じました。
途中、1本曲がり道の間違いがありましたが、
そんなことは私にとっては全く問題なくて。
それよりも
「これからも健康で、元気にお仕事してほしい」と
心から感じました。
TVのニュースなどでも、
時々ドライバーに対して暴力をふるう映像が流れたりして、
どうしても「サービス提供者と顧客」という
上下関係が出やすい密室空間なのかなぁと思うんです。
私個人の勝手な思いで、
「このドライバーさんが横暴な人に当たりませんように」と
今も心から思っています。
この話をすると、
とある方から「道を間違えるって、プロ失格じゃない?」と
厳しい指摘がありました。
確かにそのご指摘はごもっともかもしれない。
でも、私がイチ顧客として感じたのは、
・少しの時間だったけど、とても居心地の良い空間だった
・お金の発生時間が明確だった(事前説明があった)
この2点はとても大きな要素でした。
何よりも、一生懸命さが伝わり、
応援したい感情が湧き出てきました。
人との巡り合わせを大事にすること。
お金をいただくからには、
時間とお金を丁寧に扱うこと。
今の自分を客観視して、課題と向き合うこと。
自分が楽しく仕事ができること。
毎日を大切に生きることを
このドライバーさんから教わったように感じます。
今日もきっと元気に、
札幌市内を明るく運転している彼女のことを想像しながら、
私も頑張ろうと思う今日この頃です。