[2021.2.17] ”噛まずにスラスラ話したい” その心は?
こんにちは。ササキミサトです。
「噛まずに話せるようになりたい」
「流暢にスラスラと話したい」
話し方・話術についてのご相談は
時期関係なく、継続してあります。
ご相談くださる方は、
”講師業”の方だけでなく、
人前で何かを話す機会の予定がある方。
例えば、
大会でのスピーチだったり、
PTAの会合で一言話す場面だったり、
様々です。
もちろん、噛まずにスラスラと話せるって
聞き手からすると
流れに乗るようなイメージで、
聞き取りやすく、
テンポがあります。
でも、私はそのテクニックよりも
「何を伝えたいか」
「どんな思いが根底にあるのか」が
大事と考えています。
心から思う気持ちだったり、
熱量だったり。
「熱く語る」って、
原稿の出来栄えや、
スラスラと読むだけでは届きません。
本意が込められている言葉だからこそ、
感情が湧き出てくるからこそ、
自然と身振りにも力が入ります。
声が震えてしまうことだってあるでしょう。
でも、
その揺れ動きは、
用意されたものでは伝わらないですよね。
スラスラと読むだけの
台本丸暗記では、出てこない「熱」です。
聞き手は、その「熱」から
言葉だけでは伝わらないものを感じ取ります。
だからこそ、
「自分は何を伝えたいのか」
その思いをきちんと自分自身が知ることが
大事なのではないでしょうか。
少し話は逸れますが・・・
”講師業”でよくあるあるなのですが、
「スラスラとかっこよく話したい」思いの根底に
「お客様集め」が見え隠れする方も多いです。
・話がうまくなったら、集客に困らないだろう
・話術を身につけることで、講座は満席になるだろう
正直、
話がうまい=集客がうまくいく とは限りません。
また逆に、売込見え見えのトークは、
お客の立場としてはドン引きします。
大事なのは、
受講者となるお客様の役に立ちたいと思う気持ち。
お客様がわかりやすいように、
どのような例を出したらイメージしやすいか。
お客様が聞き取りやすいように、
どんな発声をしたら良いか。
お客様が読みやすいように、
どのような資料を作ったら良いか。
すべてはお客様の学びと気づきのためです。
一度、自分の講座をビデオに撮ることで
受講者さんの目線を感じることが出来ます。
自分自身が思っていた「講師としての自分」と違う部分も出てきます。
ぜひビデオ撮りにトライしてみてください。
撮るだけではなく、必ず観てください。
きっと、あなたの次の講座が、
講師としての気持ちが変わるはずです。
その行動はすべて、お客様の学びに繋がっています。