[2019.5.13] 講座中の「質問はありませんか?」に反応を求めすぎない
こんにちは。ササキミサトです。
「講座中、受講者の反応がない。そのまま進めているけど、もっと反応してくれても良いのに」
そんなお悩みが寄せられました。
講座中、キリの良いところで質問を投げかけたり、
最後のまとめとして「全体を通して質問はありませんか?」など
問いかけたりする講師も多いと思います。
私自身も講座時間の長さに限らず、適度な所で
「ここまでの内容で、ご質問はありませんか?」
「今ご説明した内容について、ご不明点やわかりにくかった点はありませんか?」
など、言葉を変えて入れています。
いろいろやってきた結果、
今はこんな風に感じています。
「反応をする権利も、反応しない権利も相手にある」
私が講師として人前で話す仕事をするようになって17年。
欠かさずおこなっていることがあります。
「受講者目線を忘れない」です。
これは想像の中だけでなく、
実際の「目線」を意識するために、
私自身がいろんな講座・セミナーに
イチ受講者として参加しています。
いろんな講座・セミナーにイチ受講者として参加すると
私自身が受講者として
「わからない」
「頭の中の整理が出来ない」
と感じることがたくさんあります。
そのときの自分の心に正直になって
「聞きたいな」
「もっと教えてほしいな」
と感じたときは、
手を挙げて質問をします。
でも、ときには「手を挙げにくいな」「ここは自分で調べてみようかな」と
思ったときは、質問をしません。
結局、判断は受講者である私自身がしています。
「質問はありませんか?」と聞かれて
その場で手を挙げるも、挙げないも、
決める権利は受講者本人にあります。
一方で、講師目線に立つと
「なぜ質問が出ないんだ!」
「もっと反応してくれてもいいのに!」と
相手に求めてしまうことが多くなってしまいます。
そこは、相手に委ねる・権利を尊重することを意識出来ると
少しは気持ちが楽になるのではないかな?と感じます。
それよりも、
講師として大切なのは
「壁を作らない」こと。
「質問をしたいけど、講師に話しかけにくい」
雰囲気があるのは、もったいない!
「言いたいけど、言いにくい」と
「言わない」は違うのです。
講師の仕事の中に
「もしも質問があったときに、聞きやすい雰囲気づくり」
を一つ入れることでガラッとその時間が変わります。
今日おこなう講座では、
その雰囲気づくりを意識してみませんか?
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