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小学1年生の息子と、運動会のときに着る服の話になりました。

私 「”短パン”って書いてるけど、みんなどんな短パンなの?」
息子「えー知らない」

私 「じゃあ、ちょっとみんなの短パン見てきてよ」

私の中では、「うん、わかったー」と返事があると想定してましたが、
息子の反応は違いました。

息子「どうやって見るの?」

なるほど、ただジーッと見てきて、という意味合いにとったのか。
「見る」という言葉だけでも、難しいもんだな、と感じる私。

私 「お友達が、どんな長さの短パンを履いているのかとか。
長いジャージの下に、短パンをはいているのか?とか、
見てきて」

息子「だから、見てどうするの?」
私 「覚えてきて、ママに教えてね。質問するから、それに答えてね」

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この会話を聞いて、「だって1年生だもん。そこまで言わないとね~」と
思う方もいらっしゃると思いますが、そこまで気づけなかった私。

わかるだろう
伝わるだろう

だけでは、いかんですな。。。

相手が子供だから、ではなく、これは大人の世界でもモチロンあります。

言わなくてもわかるだろう。
言わないとわからない。

そんな思いが、世の中溢れかえってます。

「相手がわかりやすいように」
この気持ちって、誰とどんなやりとりをするにしても大事な部分だなと
改めて感じました。

講師の仕事に置き換えると、
自分自身の言葉を聞いて、受講者さんたちは
気付いたり
考えたり
振り返ったり
いろんな方法で受講者さん自身と向き合います。

その向き合い方は、
講師の質問の仕方や、かける言葉によって変わってきます。

講師が日常的に使っている言葉も
受講者さんたちは初めて聞く言葉かもしれません。

だから、聞き手となる受講者さんたちが受け止めやすい方法を
いろんな角度から知っていることで幅が広がります。

「相手がわかりやすいように」を考えていくときは、
一度自分が使っている言葉を書き起こしたり、
話している姿を客観的に観ることで、知ることが出来ます。

講師のお仕事をしている方は、是非トライしてみてください。
きっと今まで気づかなかった「講師の自分」を知ることが出来ます。
次のセミナーのときは、また新たな気持ちで頑張れると思います。

一緒に頑張りましょう!

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